東京・上野動物園は12日、双子のジャイアントパンダについて近況を報告。2頭とも、乳歯から永久歯への生え替わりが始まっているのが確認され、前歯にあたる中央には上下2本ずつの永久歯が生えたという。双子は、先月25日から一般公開が再開。母親シンシンとともに西園「パンダのもり」で元気に暮らしていて、日中は屋外運動場と室内展示場を自由に出入り。運動場では、雄のシャオシャオはシラカシの上で長い時間をすごしている。雌のレイレイは最近エノキに登ってすごすことが増えているが、他の木や擬木で眠ることもある。

体重も順調に増えており、11日=292日齢時点で、シャオシャオは21・25キロ、レイレイは23・45キロ。母親は食事を優先することが多いものの、子どもたちの様子はしっかり見ている。授乳は、夜間から早朝にかけて室内展示室と寝室で多くみられるという。