夏の参院選でれいわ新選組から比例区で立候補を予定しているお笑いコンビ「浅草キッド」の水道橋博士(59)の“応援演説”に、関西地区の人気芸人、ぜんじろう(54)が駆け付けた。

れいわ新選組は4日、東京・池袋駅西口で夏の参院選に出馬予定の立候補者を集め「総決起しまくり大会」と称した街頭演説イベントを実施した。ぜんじろうはイベントのゲストとして登壇し、安倍前首相やトランプ前米大統領らの名前を出して聴衆を笑わせながら「水道橋博士、すごいですねぇ。SNSで『僕は人のために生きていく』と、素晴らしい。私はこうして呼ばれて、少しでも関東のみなさんに知ってもらうため、自分のために生きていきます」と速いテンポの語り口でさらに笑いを誘った。

水道橋博士はたけし軍団では兄弟子に当たる前宮崎県知事の東国原英夫氏(64)について語り「当選確率ゼロだったところから逆転で当選した」と切り出して「ある世論調査では自民党の支持率が50%になった。だから自民の圧勝みたいなトーンですが、でも残りの50%の人で世の中を変えられるじゃないですか」と声を張り上げた。

降壇後、水道橋博士は「ぜんじろうさんだけじゃなくて多くの芸人が応援してくれる。ありがたい。ヒガシさん(東国原氏)は特定政党の応援とかはできないかもしれないけど、選挙自体のことをよく知ってらっしゃるし、ぜひ、私の街頭にも来ていただきたい」と兄弟子に街頭演説へのラブコールをした。

このれいわの街頭演説は池袋駅西口で午後3時からスタート。候補予定者は5分の持ち時間で政策や参院選に立つ理由をアピールし、その合間に大道芸人やミュージシャン、お笑い芸人がマイクを握って集まった聴衆に歌や持ちネタを披露するイベント形式の街頭演説となっていた。