アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで、夏の参院選東京選挙区(改選数6)に自民党公認で立候補予定のタレント生稲晃子氏(54)が13日、東京・四谷で街頭演説を行った。

生稲氏は午前8時ごろ、JR四ツ谷駅前で演説を行った。有権者とグータッチを交わし、サインや記念撮影にも笑顔で応じた。行き交う会社員や学生に向けては「行ってらっしゃいませ」と明るく呼び掛けていた。生稲氏は演説後に取材に応じた。通販番組の運営会社が生稲氏の所属する事務所に、約900万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴していることについて生稲氏は「事務所にお任せしています」と話した。18歳の女子学生に飲酒をさせたと報じられ、自民党を離党した吉川赳衆院議員については「自分に余裕がなくてすみません」と言葉少なだった。

東京選挙区には、生稲氏のほか、立憲民主党の蓮舫氏、公明党の竹谷とし子氏、共産党の山添拓氏、自民党の朝日健太郎氏の現職4氏に、ファーストの会代表の荒木千陽氏、日本維新の会の海老沢由紀氏、立民の松尾明弘氏、作家で無所属の乙武洋匡氏らのほか、れいわ新選組の山本太郎代表も出馬を表明している。参院選は6月22日公示、7月10日投開票の日程が有力となっている。