近鉄大和西大寺駅北口で街頭演説していた自民党の安倍晋三元首相(67)が8日、男に銃撃された事件で、同元首相は背後から至近距離で撃たれたことが分かった。

目撃した60代女性は「かなり近いところまで来て、後ろから撃った。拳銃のようなものではなく、筒状の大きなもの。戦争で見るようなバズーカ砲のようでした」と証言した。

安倍元首相は駅を背後にする形で、街頭演説をしていたという。

その後、駅側から男が近づき、迷う様子もなく2発を撃った。そのうち1発は、上空に向けて撃ったとの情報もある。

同じ女性によると「見る方向によってはかなり近かった。3メートルくらいしか離れていなかったようにも見えました」と明かした。

60代男性は「道路の真ん中からちゅうちょなく撃った。(男が)取り押さえられると、バスの方(駅側)に引きずられていきました。ひるむ様子もなく普通の表情。暴れる様子でもなかった」と語った。