自民党の政調会長に就任した萩生田光一前経産相は10日、党本部で茂木敏充幹事長、遠藤利明総務会長、森山裕選対委員長の党4役で記者会見した。

萩生田氏は「(岸田)総裁にならって聞く力を発揮して、時には聞かない力も発揮しながら、とりまとめをしっかりし方向性を決めていく」と抱負を語った。

萩生田氏は故安倍晋三元首相が率いた最大派閥安倍派(97人)でポスト安倍の有力候補の1人。旧統一教会の接点を認め、閣外となったが、岸田首相が派閥のパワーバランスに配慮して党4役に抜てきした。経産相続投を希望したとされる萩生田氏は自身の強みについて「胆力があると自分では思っている。しっかり我慢して仕事に没頭していきたい」と述べた。また旧統一教会や関連団体との関わりについては「我々は、今後は一線を画すと決めた」と党の方針に沿って語った。