立憲民主党、共産党などの野党は22日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題で教団側の記者会見を受け、文化庁などにヒアリングを行った。全国霊感商法対策弁護士連絡会の木村壮弁護士は「記者会見を聞いて統一教会は何も変わらない。改革の方向性については中身がない」などと厳しく指摘した。

木村氏は「過度な献金とならないように十分、配慮すると言っているが結局のところ一部の信者が行ったことにすぎないと、ずっと言い続けている」とした上で「組織として行ってきたということを相変わらず否定している。信者が勝手にやったことだ、ということを繰り返している以上は教会の体質が変わることはないと思わざるを得ません」と批判した。出席した元2世信者の女性Aさんも「今までたくさんの2世信者を犠牲にしてきたことを真摯(しんし)に謝罪していただきたい」と訴えた。