ミシュランで星を獲得した世界初のラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」(東京・代々木上原)のオーナーシェフである大西祐貴氏が亡くなったことがわかった。43歳だった。

同店は化学調味料は使用せず素材の味にこだわり、2016年にミシュラン史上初となるラーメン店での一つ星評価を受けた。23日、「Japanese Soba Noodles 蔦オーナーシェフ大西祐貴が享年43歳にて急逝いたしました」と店の公式サイトが発表した。

「Japanese Soba Noodles 蔦 一同」の署名のもと、「大西祐貴は、世界で初めてミシュランの星を獲得したラーメン店『Japanese Soba Noodles 蔦』を創業し、国境を越えて世界的にラーメンの人気を確立させた、才能に満ち溢れたシェフでした。ご親族、ご友人の皆様と喪に服すと共に、世界中のスタッフが一心となり、故大西祐貴の遺志を継げるように努めてまいります」とつづっている。

なお、店のツイッターアカウントには14日、「大西です。すみません、昨晩愛猫に左手を本気で咬まれ、今朝起きたら腫れていて激痛です。湯切りと鍋を持つことが困難だったので、おやすみしとりあえず今から皮膚科に行ってきます。ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。金曜日には復帰出来るように致します」と大西氏からのメッセージが投稿されていた。

大西氏の負傷により臨時休業が続いており、当該アカウントは20日には「本日9/20以降諸事情により休業致します」ともアナウンスしていた。