陸上自衛隊郡山駐屯地(福島)に勤務していた五ノ井里奈さん(23)が19日にツイッターを更新。訓練中に複数の男性隊員から性被害を受けた問題で、支援者に感謝の手紙を公開した。

五ノ井さんは手紙を公開し、「私を応援して下さっている全国の皆様へ 先日、私が目的としていた加害者からの直接謝罪がやっとの思いで実現しました」と、加害者の隊員4人から個別に直接、謝罪を受けたことを報告。

「去年の8月に性被害を受けてからここに至るまで、本当に数えきれないほど辛いことや悲しいこと、悔しいことがありました。でも私は、真実と謝罪だけを求め、この約1年3ヵ月、自分だけを信じて戦ってきました」と振り返り、「ここまで辿り着けたのは、世間の皆様からのご声援や沢山の署名、また議員の皆様や関わってくださった方々のご協力のおかげです。本当に言葉になりません。改めて心から感謝申し上げます」とした。

続けて「引き続き再発防止を呼びかけながら、今後は被害者としてではなく、ひとりの人間として強く生きていきます。私は、人を笑わせるのが大好きです。これから沢山の人を笑顔にしたいと思っています。そういった発信もしていく予定です。とにかく、失われた時間を取り戻して、自分らしく生きます」と前向きな思いを示し、「今後の人生においても、ぜひ応援していただけますと嬉しいです。本当に1年3ヵ月、共に戦っていただきありがとうございました。一生感謝の気持ちは忘れません。今後ともよろしくお願い致します」とつづった。