れいわ新選組は18日、19年の結党以来初めて実施した代表選の結果を発表し、山本太郎代表(48)の再選、続投が決まった。

任期は23年1月1日から3年。

大石晃子(45)櫛渕万里(55)両衆院議員連合、作家で評論家の古谷経衡氏(40)の2陣営を破った山本氏は「ここから3年は、本当の勝負になる。これまで以上に全力で取り組みたい。(来春の)統一地方選で1議席でも多く獲得したい」と述べた。大石氏は選挙戦で「今こそ山本太郎を野に放ったほうがいい」と「党の顔」業務からの解放を提案していたが、山本氏は「すでに野に放たれている」と笑顔をみせた。

れいわは初の国政選挙となった19年参院選で2議席を獲得、3年で8議席まで勢力を伸ばしたが、一時のようなブームも収まった。山本氏はさらなる党勢拡大へ、まずは統一地方選に全力を注ぐ。同党は今後、共同代表制を敷くが、山本氏は19日に誰を指名するか発表する。【中山知子】