自民党東京都連は30日、都内のホテルで、今春の統一地方選に向けたパーティーを開いた。

新型コロナウイルス禍もあり、都連のパーティー開催は5年ぶり。 あいさつに立った党総裁の岸田文雄首相は「世界は今、大きな転換点を迎えている。政治も大きな分岐点で責任をしっかり果たしていかないといけない」と述べ、防衛増税のあり方が焦点になっている防衛力強化について「国民の命と暮らしを守るために早急に対応しないといけない課題であることを、ぜひご理解いただきたい」と述べ、理解を求めた。

また「異次元の少子化政策」を念頭に、「今年最も力を入れないといれないといけないのが子育て政策。東京の実情をうかがいながら、子供・子育て政策をしっかり進めたい」などと述べた。

統一地方選や衆院補選など、今春には重要な選挙が控えている中で「さまざまな点で、国民の厳しい声を聞かれていると(私も)感じている」と打ち明けつつ「こうした大事な時だからこそ、こうした課題に取り組んでいけるのは自民党しかない」と述べ、支援を訴えた。

会合には現職の国会議員や地方議員、首長、候補者らのほか、落選中の国会議員も出席。一昨年の衆院選東京8区で落選し、現在支部長を務める石原伸晃元衆院議員も姿をみせた。