ディズニーアンバサダーホテル(千葉・舞浜)では、2月2日~8月31日の期間、「アベンジャーズ」をテーマにしたマーベルスペシャルルーム「アベンジャーズ:ヒーローズ・ユナイテッド」(ツインルーム)を宿泊室として登場させている。6日は報道陣に部屋の装飾などが公開された。アンバサダーホテルで「アベンジャーズ」の特別仕様の部屋は初めてになる。

第2次世界大戦中から流行した「キャプテン・アメリカ」など人気アメリカンコミックの映画、ドラマ、アニメを製作する「マーベル・スタジオ」。作品に登場するスーパーヒーロー集団「アベンジャーズ」に特化したファンにはたまらない部屋が人気だ。すでに予約も期間内の週末が埋まり始めてきた。

部屋を入ってすぐのテレビの設置された壁一面に空を駆け抜けていく6人の絵が大きく描かれている。キャプテン・マーベルを先頭にブラックパンサー、その下には映画「アントマン」に登場するワスプ、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、そして巨大化したアントマンがしんがりをつとめる。

「マーベル・スタジオ」のビジュアル開発責任者ライアン・マイナーディング氏が、この6人のコラボを手掛けており、壁画のどこかにサインも入っているので、宿泊者はよーく観察してみつけてもらいたい。

ベッドの横には4枚のパネルが飾られている。左からアイアンマン、キャプテン・アメリカからトレードマークの楯(たて)を引き継いだファルコン、キャプテン・マーベル、ブラックパンサーと並んでいる。

ベッドにはキャプテン・アメリカの楯のクッションが2台のベッドにそれぞれ枕の前に立てかけてあって、宿泊の思い出に持ち帰ることができる。

そのほかカードキーとカードキーケースも2セットあって、これも持ち帰り自由。窓際に丸いガラステーブルの柄も人気キャラクターにまつわるアイテム10種がデザインされていて、ファンにとっては貴重な撮影ポイントになりそうだ。

ちょっと粋なサービスでは特製の絵はがきが2種2枚の計4枚ある。手紙を書いて、フロントに「アンバサダーホテルだけのスタンプを押して」とリクエストすると特製スタンプを押して投函(とうかん)してくれる。

「マーベル・スタジオ」は映画だけでも30作品以上を輩出しており、部屋に登場するキャラクターは昨年から25年までの間にドラマ化されたり新作映画の題材になったりしている。特に2月17日は映画「アントマン&ワスプ クアントマニア」、さらに同日キャプテン・マーベルの第2弾「ザ・マーベル」が公開され、その2作品の内容が25年5月公開の「アベンジャーズ5」、同11月「アベンジャーズ6」と密接な関連性を持つとマーベル・スタジオもホームページなどで“予告”するほどだ。

今年公開される映画に関連したキャラクターであふれるスペシャルルームなので熱烈なファンには見逃せないかも。宿泊料金は5月31日までは1泊5万4500円(定員3人、広さ41平方メートル)。3カ月前からの予約が可能。6月以降の詳細については3月下旬に発表される。【寺沢卓】

【関連記事】社会ニュース一覧>>