将棋の日浦市郎八段(56)が繰り返しマスクから鼻を出したまま対局し、公式戦で3回反則負けになった問題で、日本将棋連盟は13日、対局停止3カ月の懲戒処分を発表した。

同連盟は8日に倫理委員会を開催し、鼻出しマスクを繰り返す行動について、懲戒処分が相当するかどうかを検討し、日浦への弁明の機会をもうけ、同委員会からは答申書が提出された。

これを受け、同連盟では10日に臨時の理事会を開催し、対局停止3カ月の懲戒処分を決定した。

決議の理由として、臨時対局規定第1条(マスクの着用義務)、対局規定第3章第9条第3項(立会人の裁定及び処置に従う義務)、対局規定第2章第1条(棋士の公務)に違反し、倫理懲戒規程第5条1項1号(本連盟の目的に反する行為をしたとき)、同5号(会員規程8条、本規程その他本連盟の諸規定に違反したとき)に該当すると判断した。

対局停止は13日から5月12日まで。