藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)が渡辺明棋王(名人=38)に挑戦している、将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第4局が19日午前9時、栃木県日光市「日光きぬ川ホテル三日月」で始まった。正午から午後1時までは昼食休憩。先手の渡辺は「栃木和牛のステーキ丼」、後手の藤井は「鹿沼にらの玉子とじと八汐鱒(ヤシオマス)の押し寿司」だった。ヤシオマスは、ニジマスの3倍体魚。1980年代から栃木県水産試験場が改良を重ねて開発された。

午後1時に対局は再開された。4局連続で角換わり腰掛け銀となったが、昼休前に渡辺が5筋の角に8筋の桂を絡めて強襲をかけた。この応対に藤井が時間を費やしている。

この後、午後3時のおやつが出され、終局まで進む。持ち時間各4時間の対局はこれから大きなヤマを迎え、19日夜に決着の見込み。