WBC侍ジャパンの準決勝メキシコ戦のPV(パブリックビューイング)が21日早朝、東京タワー横のスタジオ「スターライズタワー」(東京都港区)で実施され、400席全席完売の中、実施された。

なかなか得点できずに会場も盛り上がらなかった。0-3とリードされた7回裏に吉田正尚(29)の同点3ランが飛び出して同点に追いつくと、会場全体が蜂の巣をつついたような大騒ぎとなった。

最前列で観戦していた選手のモノマネ集団「ちょいまねジャパン野球部」14人の中には吉田が2人。「吉田まね尚」(マネケン=30、本名非公開の会社員)と「吉田まさか」(石井ミカン=30、お笑いタレント)は交互に巨大画面前のステージに飛び出して、吉田ばりの豪快スイングを披露。ブンと音が出そうなスイングに満員の観客も総立ちになって大きな歓声となってはね返った。

事前のうち合わせでは、2人が前に出るときには、吉田がベンチ裏の鏡の前でスイングチェックをする一発ギャクを行うはずだったが「素直にうれしくなって、ネタが吹っ飛んだ」とまね尚が言うと、まさかは「もうアタマが真っ白になって、スイングするしかできなかった。吉田すげぇ~」と叫んでいた。【寺沢卓】