11日告示の衆院山口4区補選(23日投開票)を前に、立憲民主党公認で出馬予定の有田芳生氏(71)が10日、下関市内で事務所開きを行った。

現地で参加予定だった有田氏は、当初から予定していた講演を終えて都内の自宅に戻った前日9日に、発熱。大事をとり出席を見合わせた。この日は熱も下がり病院の検査も異常はなかったとし、羽田空港からリモート参加した。

安倍晋三元首相の死去に伴う同補選に「有権者に選択肢を示したい」と出馬を決めた有田氏。「(統一教会の問題が表面化した)昨年の参院選以降多忙を極め、休みもなかった。体調はまったく問題ない。はじけて23日まで戦う」と述べた。その後、第一声に向けて空路山口入りし、支援者らをほっとさせた。

同補選には自民党の吉田真次氏(38)、政治家女子48党の渡部亜衣氏(37)、元新聞社社員の大野頼子氏(49)も立候補を予定している。【中山知子】