15日午前、衆院和歌山1区補選の応援演説で岸田文雄首相が訪れていた和歌山市の雑賀崎漁港で、首相に向かって爆発物のようなものが投げ込まれたことをめぐり、SNSで「漁港のおっちゃん」がトレンドワードに入った。

NHKのニュース映像では、何か音がしたのに気づいた首相が後ろを振り返った後、カメラが向いた方向で、スマホを手にした若い男を、ある男性が最初に羽交い締めにしながら取り押さえる様子が映っている。

男性は、この漁港の関係者とみられる。その後、近くにいたほかの漁港関係者とみられる男性たちも次々と男の確保に動き、その後、警官らが倒れた男に覆いかぶさり、男を引きずるようにして移動させた。

SNS上には、男の動向をみながら危険をかえりみずに、すばやく動いた男性の行動をたたえる投稿が相次いだ。「すぐに取り押さえた、漁港のおっちゃんグッジョブ!」「最初に抑えつけてんの漁港のおっちゃんですよ」「SPが取り押さえるより前に漁港のおっちゃんがヘッドロック&押さえつけしてた」などの声が寄せられた。