東京都の小池百合子知事が、和歌山1区補欠選挙(23日投開票)に立候補している自民党候補の応援のため、22日に和歌山市に入ることが21日、分かった。

小池氏はこの日の定例会見でも質問を受け、応援に入ることを認めた。

応援する自民党候補は、元国会議員。小池氏は「以前からの議員仲間。国土強靱化(きょうじんか)などでいろいろなつながりもあり、駆けつけることにした。東京と和歌山は、国土強靱化や(地震などの)災害対策、もっと言えばパンダつながりということもあり、伺うことにした」と説明した。

その上で、和歌山1区での応援を終えた後は帰京し、都民ファーストの会の特別顧問として、統一地方選後半戦に出馬している同党候補者の応援に回るほか、自身の国会議員時代の地元でもある豊島区長選の応援に入ることも明かした。

和歌山は、小池氏が国会議員時代から近い関係にある自民党の二階俊博元幹事長の選挙区(和歌山3区)がある地域。22日には岸田文雄首相も、和歌山1区の自民党候補の応援に入る予定だ。

和歌山1区では15日、岸田首相が演説を予定した和歌山市の雑賀崎漁港で、爆発物が投げ込まれる事件が発生した。