東京・目黒区議選(定数36)に立候補した政治家女子48党(旧NHK党)の大津綾香氏(30)は落選となった。大津氏は9日投開票の神奈川県知事選にも初出馬(落選)して15万1361票を獲得したが、選挙前から党内の内紛に見舞われていた。

大津氏は同党の定例総会(12日)で党首解任を議決されたが、「法的に現状は私が党首であることは変わっていない」として千葉地裁に仮処分の申し立てを行い、党首に復帰したと主張する立花孝志氏らと、党の代表権をめぐって裁判で争う事態に発展している。

大津氏は同区議選では「政治家女子48党の党首として届け出た」とし、「党内に不透明な、お金の流れがある」など主張し、党の口座が凍結されるなど立花氏らを追及している。泥沼化している立花氏との対立は収束が見通せない状況となっている。