20日に日本を訪れ、G7広島サミットに参加していたウクライナのゼレンスキー大統領が21日、広島市の平和記念公園内にある原爆資料館を、視察のため訪問した。この日、一連のサミットの行事に参加した際は、「定番」のカーキ色のシャツを着ていたゼレンスキー氏だが、原爆資料館に到着し車から降りた際には、丸首の黒のシャツを身につけていた。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、戦時下の大統領として、ゼレンスキー氏は、カーキ色のシャツやパーカーなどを身につけている。

ロシアによる侵攻を受け、核兵器の脅威にさらされているウクライナの大統領として、原爆資料館を視察する形となったゼレンスキー大統領。黒の服に替えたのは、追悼の思いを示すためではないかとみられる。