鳩山由紀夫元首相が22日までにツイッターを更新。広島で開催されたG7広島サミットをめぐり、バイデン米大統領が「核のボタン」を携行したことなどについて私見を述べた。

鳩山氏は21日に閉幕したG7広島サミットの成否は「被爆者が判断することだ」とし、「その1人サーロー節子さんは失敗と断じた。核抑止として自国の核兵器は許し対立する国の核兵器を非難するのは許されないと」と、カナダを拠点に核兵器廃絶を訴えている被爆者のサーロー節子さん(91)が記者会見で話した言葉を紹介。「あらゆる核の保有も禁ずる核兵器禁止条約に広島ビジョンは触れず。謝罪どころか原爆資料館に核ボタンを持ち込むとは言葉を失う」とした。

また、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加したことについて、「今世界が求めているのは一刻も早くウクライナ戦争を停戦にすることだ。本来G7がやるべきだったのはゼレンスキーを呼ぶならプーチンも呼んで、停戦の対話を導くことだった」と指摘。「G7がウクライナを支持して武器を提供すれば、さらに多くの命が奪われ、ウクライナが荒廃するだけだ。戦争で儲けたいなど論外だ」とした。