東京・神宮外苑再開発をめぐり、三井不動産など4事業者は6月30日、7月17日から19日までの3日間、近隣住民や事務所などへの説明会を行うとする文書を発表した。参加するには、事前に自宅などに送られる案内状が必要という。

文書では「同再開発事業に関して、これまでプロジェクトサイト等において情報発信に努めてまいりましたが、本計画に関する一部の誤情報などにより多数のご意見をいただいていることや、事業者からの説明が不足しているという印象を持たれている」と主張。その上で「本計画の説明動画の公開及び質問受付ページを開設いたします。いただいたご質問には後日プロジェクトサイトにて回答させていただき、双方向でのやり取りの機会を設けることで、本計画への理解と共感を得られるように努めてまいります」としている。

動画の公開と質問受付ページの開設は、住民らへの説明会初日の7月17日を予定し、質問への回答は後日、サイト内で行うという。住民説明会当日の質疑内容もサイトで公開するとしている。

再開発計画に対しては、多くの人が関心を持っていることから、説明会では参加範囲を制限しない形式も検討したというが「皆様のご懸念や疑問に対して丁寧に説明をさせていただくため、『説明動画の公開および質問受付と回答』と『近隣の皆様を対象とした説明会』という形式をとらせていただきます」と記し、理解を求めた。

同再開発に対しては、近隣住民らが、事業者に工事施行を認可した東京都に認可の取り消しを求めて訴訟を起こしているほか、日本イコモス国内委員会が、事業者側が作成した環境影響評価(アセスメント)の評価書の内容には、誤りがあると指摘(事業者側は否定)。工事はすでに始まっているが、反対の声が根強い。