共産党の小池晃書記局長は26日、日本維新の会の藤田文武幹事長に対し、同党の馬場伸幸代表の発言撤回を求めたが会見で拒否されたことについて「民主主義を否定する暴論であるというわが党の指摘に対して、まったく反論できなかったというのが今日の藤田幹事長の会見ではないかと思う。改めて撤回することを求めたい」と反論した。

馬場氏はインターネット番組で「なくなったらいい政党だ」と共産党を批判した。それを受け、小池氏は発言撤回を求めてこの日、維新に抗議文を提出し、「政党間の論争と、日本からなくなった方がいいと存在そのものを否定する議論というのは本質的に異なる」とした。

また馬場氏が、この日の会見で共産党について「破壊活動防止法に基づく、調査対象団体であり、危険な政党」と発言したことについて「まったく的外れな攻撃を行った」と強く反発した。その上で馬場氏が維新を「第2自民党」に例えた発言について「第2自民党と、こちらが言ったことはあるかも知れませんが、自分で認めたのは初めてだと思う。自民党と同じ道を歩み、自民党政治を変えるつもりも、変える政策もないということを自ら認めたということ」と指摘した。