JR山手線の神田駅(東京都千代田区)の発車メロディーが2日、アース製薬の「モンダミン」のCMソングに変わった。駅から徒歩5分、300メートルほどのアース製薬が25年に設立100周年を迎えるにあたり、JR東日本側に打診し実現した。ホームに掲げられる駅名標にも「神田(アース製薬本社前)」と記される。駅名標もメロディーも広告として展開され、28年9月末まで継続する。

2日、神田駅でお披露目イベントが行われ、アース製薬CEOの川端克宜氏、JR東日本マーケティング本部副本部長の竹島博行氏、5歳の歌姫として知られる歌手村方乃々佳が参加。村方が「モンダミン」の生歌を披露した。

駅名標だけでなく、入口標もアース製薬の製品にちなんだものに変更された。北口は「北口(モンダミン口)」南口は「南口(アースジェット口)」東口は「東口(サラテクト口)」西口は「西口(バスロマン口)」と表記された。

アース製薬の公式X(旧ツイッター)は2日、更新。「マジで凄いから聴いてほしいなど」と動画入りでポスト。紀文公式Xから「すげぇぇぇぇ!!!!!!!!!」、グンゼ公式Xから「アース さん

めっちゃすごいですね!!!

モンダミンやりたくなりました!

帰りにドラッグストアいこーっと」などと次々と祝福した。

JR山手線の発車メロディーをめぐっては、JR恵比寿駅の発車メロディが「第三の男」で、サッポロビールの恵比寿工場があった縁で、ヱビスビールのCMソングだった1943年の英映画「第三の男」のテーマが、ご当地で愛されたメロディーとして、恵比寿駅の発車メロディーになった。このほか、手塚治虫の「手塚プロダクション」のあるJR高田馬場駅は「鉄腕アトム」のテーマが使用されている。