自民党幹部から減税を求める声が出ていることや、岸田文雄首相が今後とりまとめる経済対策で「思い切った対策をとりたい」と発言したことをめぐり、6日放送されたフジテレビ系情報番組「めざまし8」で、識者のさまざまな意見が紹介された。

元NHK解説委員でジャーナリストの岩田明子氏は、番組内で紹介されたコメントで、岸田首相の発言を「かなり異例なこと」「総理の側近に取材すると『総理は本気』という言葉を聞いた」と指摘。「(岸田首相は自身に対する)『増税(イメージ)』を払拭(ふっしょく)するため『減税』を打ち出そうとしている」とするコメントも紹介された。

また、政治ジャーナリスト田崎史郎氏の「本気度はかなり高い」「たぶん消費税減税はないだろう。所得減税や給付金の支給になるのではないか」との分析も紹介された。

一方、番組コメンテーターを務める同局解説委員の風間晋氏は「所得減税の規模範囲がまったく分からないので、影響がどの程度に及ぶのか何も言えない」とした上で「ある意味、今は言っているだけだ。具体策が見えてこないと、なんとも言えないのではないか」と述べた。

減税論が浮上している背景の1つとして、首相が衆院解散を模索しているとされることも紹介されたが、田崎氏の「いますぐの解散はない」、岩田氏の「あるとしても減税の後」などのコメントも紹介された。

金曜MCのモデル、トラウデン直美は一連の流れについて「いろんなところで税金を使うことが多い。実際に減税しても大丈夫なのかなという気持ちもある」と不安を口にした。これに対し、風間氏は「22年度の税収は過去最高。それを皆さんに還元しましょうと総理は言っているが、一方で借金は増えている。そこのところはどうなのというところはありますよね」と応じた。トラウデンは「減税はうれしいけれど、本当に続くの?という気持ちはぬぐえない」と繰り返し、訴えた。

自民党の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は4日の会合で、物価高対策の一環で消費税の5%への時限的な減税などを求める提言を取りまとめ、5日には党幹部に面会して要請している。