ギネスワールドレコーズ社は23日、世界で最も長寿の犬としてギネス記録になっていたポルトガルの「ボビ」が21日に死んだと公表した。ボビは31歳と165日生きた。

ボビは1992年5月11日生まれで23年2月2日に世界最長寿の犬として認定された。犬種はポルトガル原産の純血種「ラフェイロ・ド・アレンテージョ」の雄。平均寿命は12~14歳とされている。雄の4兄弟の1頭として生まれた。ポルトガル中部のセントロ地方レウリア県に住む飼い主のレオネル・コスタさんによると、コスタ家は当時、すでに多くの動物を飼っていたため、家族が処分を考えていたが、8歳だったレオネルさんが兄弟とともに秘密で飼育。その後、親に発見されることになるが、飼育を続けることを許されたという。

レオネルさんは、ボビについて、おとなしい、穏やかな性格で社会性の高い犬だったと説明していた。リードや鎖につないだことはなかったという。