れいわ新選組の山本太郎代表は17日、国会内で会見し、2度にわたり能登半島地震の被災地に視察に出向いたことに批判が出たことについて「ばからしいなと思う」と述べた。「国会議員の仕事をYouTube配信者と同じ並びで比較する社会的風潮は、かなりおかしな社会的な状況ではないか」と、批判への疑問を呈した。
山本氏は今月5~6日と11~12日の2度、能登町などを回り、実態把握に務めた。現地入りについて「ジャーナリストが現地に入らない選択肢はないですよね。国会議員も同じように、使命を持っている。仕事としてやっただけ」と主張。昨年12月28日に「派手に滑って転んで、運悪く突起物に刺さった」左足を、18針縫ったと明かした上で「(発生から)もう少し数日置いてではないと(現地入りは)難しかった。数日遅れた」と述べた。
一方、「災害時に与党も野党もないという言葉が聞かれたにもかかわらず、各党代表が集まった(5日の会談に)野党である私たちは入れていない」と述べ、5日の与野党党首会談に参加を求められなかったことに言及。「勝手に(被災地入りの当面の自粛を)決めている時、私は被災地へ向かっている。私たちはいませんから、何をわけ分からないことを言っているのかと」と述べ、主要与野党が当面、被災地入りの自粛を決めた方針を疑問視した。
その上で、自身の被災地入りへの批判を念頭に「山本太郎的な議員が大勢いたら被災地が込むというなら、これまでの災害で、国会議員の大集合はありましたか。ないですよね。『みんな我慢している』と言うが、行きたいならさっさと行けよと思う。大名行列ではなく、自己完結する形で、つながりをつくって最小限で移動する(ことが大事)と」持論を述べた。
「(自分に)先を越されたため(自分を)悪魔化することで、自分たちが行かなかったことを、なしにしようとしている。私は自分がやるべきことをやっただけで、それ以上でも以下でもない」と、繰り返した。
足のけがは「抜糸はすんだ。今は松葉づえがなくても歩ける」という。
会見に先立ち、れいわは能登半島地震にかかる震災復興やの被災者への支援について、岸田文雄首相あての要請書を内閣官房に申し入れた。現地で山本氏が聞き取った内容を反映させたという。

