共産党は第29回党大会最終日の18日、田村智子政策委員長(58)を新しい委員長とする人事を正式に決定した。志位和夫委員長(69)は退任し、議長に就任する。

田村氏は、同党史上初の女性トップとなる。共産党の委員長交代は志位氏が就任した2000年11月以来、約23年ぶりで、世代交代となる。小池晃書記局長(63)は続投し、田村氏の後任の政策委員長には39歳の山添拓参院議員が、抜てきされた。

党大会後の記者会見で志位氏は、委員長退任について「新しい世代にバトンタッチするのがいいと、だいぶ前から考えていた。委員長はこの大会で交代した方がいいと思っていた」と述べ、昨年9月ごろ人事委員会に相談したと明かした。

田村氏に白羽の矢を立てたのは「あらゆる面で最も適任の方と、みんなの意見が一致した」ためという。

2000年11月から23年の長きにわたり委員長を務めたことについては「力の及ぶ限り、さまざまな問題に対応してきた。新しく切り開いて来た。やり残したこともあるが、悔いはない」と振り返った。

今後については「党を代表する者の1人として、あらゆる分野で求められる必要な仕事には全力で当たりたい」と述べた。

会見に先立つ党大会の閉会あいさつでは、1990年、当時35歳の若さで書記局長に抜てきされた当時を振り返り「当時は若い、若いと言われ、今も気持ちは若いつもりですが、月日の歩みは早い。今年で70歳になることも考慮し、若い世代に交代したほうがいいと申し出た」とあいさつ。田村氏について「女性が幹部会委員長となるのは、わが党の長い歴史でも初めてのこと。すばらしい活躍を確信している」とエールを送った。