囲碁の第27期ドコモ杯女流棋聖戦を制して初めてタイトルを獲得した上野梨紗女流棋聖(17)の就位式が22日、都内のホテルで行われた。今期は囲碁界最年少タイトル保持者で3月で韓国移籍を表明している仲邑菫前女流棋聖(14)に挑んだ。第1局こそ落として、対仲邑戦は7戦7敗となったものの、そこから2連勝で初戴冠となった。姉は上野愛咲美女流名人(女流立葵杯=22)で、囲碁界での姉妹同時のタイトル獲得は37年ぶりとなる。
囲碁ファンの女性から借りた着物で登壇した上野は謝辞で、「女流棋聖戦は本戦1回戦で毎年負けていて、厳しいかと思いました。そこで勝ったら、勢いで自分よりも強い相手に勝って挑戦できました。タイトル戦は今まで公式戦で1回も勝ったことがないスミレちゃんに、第1局でミスして完敗して無理かなとあきらめていました。師匠や仲間のおかげで第2局に勝って、タイトルも取れてびっくりしています。これからも努力し続ける棋士になりたいです」と述べた。
同じ2019年デビューの仲邑は今月19日の国内最終戦の後、「次に上野梨紗さんに当たったら絶対負けない」と話していた。「風のうわさで聞きました。まさか私? と思いました。世界戦でお互いに代表として対戦できたらうれしいです。負けたくないです」と閉式後の共同会見では笑顔で答えていた。

