昨季までプロ野球楽天の監督を務め、今季から球団の取締役シニアディレクターに就任した石井一久氏(50)は21日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。ドジャースが大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)を、違法賭博に関与したとして解雇したと20日(日本時間21日)に複数の米メディアが一斉に報じたことについて言及した。

解雇が報じられている水原氏はエンゼルス時代から大谷の通訳を務め、公私ともに大谷を支え、日本、米国のファンから愛されてきた存在。ソウルで20日に行われた開幕戦ドジャース-パドレス戦でも、ベンチ入りしていた。

米ESPNは水原氏の問題について大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)を送金した疑いがあると報じている。

石井氏は、今回の問題が今後の大谷に与える影響について「精神的なところはもちろんすごくあると思う」と指摘した上で「現状(での真相)はわからないが、韓国には、ドジャースの日本人スタッフが、山本(由伸)選手の通訳(園田芳大氏)をのぞいて3人くらいいる。サポートは心配ないと思うが、精神的な部分では心配なところがある」と、懸念を示した。