元通産大臣で自民党東京都連最高顧問の深谷隆司氏(88)が、23日までに自身のブログ「深谷隆司の言いたい放題」を更新。昨年11月に行われた自民党青年局近畿ブロック会議後、露出度が高いセクシー衣装を着た複数の女性ダンサーが招かれていた「セクシー懇親会」について、「このいなかもの!」と激怒した。

ブログでは、「『田舎者』」とは適切ではない言葉だが、この催しを企画した自民党県議(離党)に対して思わずこう怒鳴りたくなる」とした。

この懇親会に出席した藤原崇青年局長、中曽根康隆青年局長代理はそれぞれ辞任。これに対しても、「彼らは知らないで出掛けたのだから気の毒に思うが、裏金問題で批判の渦中にある自民党としてはやむを得ない対応だと思う」とつづった。

青年局長という役職については、「出世街道の役職」と表現している。深谷氏自身、1971年(昭46)の第11代局長を務め、大臣や党3役などを歴任した。過去には竹下登、宇野宗佑、海部俊樹、麻生太郎、安倍晋三、岸田文雄らの歴代首相も青年局長に就いている。ブログの最後には、「青年局長は私にとっても名誉な役職で、これを汚すようなことは断じて許せないと思っている。」と痛烈だった。

深谷氏のブログは09年10月10日に始まり、今年3月11日に1000回となった。今回のブログは1003回目。