将棋の渡辺明九段(39)が26日、X(旧ツイッター)を更新。25日に行われた王位戦挑戦者決定リーグ白組で羽生善治九段(53)に敗れたことを嘆いた。

22勝26敗となり「年度末の連敗で今年度、全棋士中、最多敗になってしまいました。最多敗戦賞も表彰して金一封くださいよ、喜んでもらいに行くから(ぇ」とおどけた。

続けて「年度全体を振り返ると序盤で悪くしてる将棋は少なかった気がしますが、中終盤にミスが出て負けることが多かったです。それがわかっていても改善策が難しいのが悩みなのですが、新年度も色々と考えながら取り組んでいければと思います!」と新年度へ意気込んだ。

棋士の評価の1つに、対局数がある。リーグ戦で競う順位戦の他、各棋戦はトーナメント形式がほとんどで、対局数が稼げないと、最多敗にもたどり着けない。

渡辺の投稿に対し「1番負けてるという事は1番強敵と対局してるという事ですね。来年度も対局拝見させていただきます」「お疲れ様でした。それだけ対局数が多いんですよ! 来年度も応援してます」「いや、考えようによってはそれだけ対局が多いって事だと思うので、もしかして凄い事なのではないかと思われます。対局数に対しての勝敗率で言えばまた違うのかなと。新年度も応援しております!」などと書き込まれていた。