元「AERA」編集長のジャーナリスト浜田敬子氏は27日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、26日(日本時間)にドジャース大谷翔平投手(29)が、元通訳の水原一平氏(39)の違法賭博問題を受けて記者会見して声明を発表したことをめぐり、球団側の対応が「意外だった」と指摘した。

番組では、大谷が会見で見解を示した際、会見場にはロバーツ監督や選手らが同席して見守っていたとし、大谷との「絆」が示されたと報じた。この状況に、解説で出演した国際弁護士の清原博氏は「ほほえましい光景だなと思った」としながらも、球団側の対応について「大谷選手に記者会見を、まるで丸投げてしまって自分たちは蚊帳の外だというのは、ちょっとどうかなと思った」と指摘。球団側は水原氏を解雇した経緯などについてきちんと説明する責任があったのではないかとの認識を示した。

浜田氏は清原氏の見解を踏まえ「(26日の声明発表は)大谷さんの、開幕の時にチームに迷惑をかけて申し訳ないという気持ちも当然あると思う。大谷さんの気持ちを察しているから、チームメートは大丈夫だと、心配することないよ、という形でちょっと顔を見せてあげたのかもしれない。それでほっとさせてあげたのかなというのは想像できますが」とした上で「清原さんのおっしゃるように、大谷さんの横に球団幹部が座るのかなと思った。少なくとも広報担当みたいな人が。球団としてきちんとこの会見を仕切る(のではなく)、これを個人の責任にしてしまったのはちょっと…」と述べた。

「水原さんは大谷さんの専属の通訳だったけれども、球団の職員の立場だった。球団としては『今後、調査をしてまた、もう1度きちんと会見しますけども』ということで、司会みたいな形で広報担当が入るとか、そういった形(での説明)を想定していた」と言及。「それを全部、(会見での説明を)大谷さんがやったというのは、ちょっと意外でした」とも述べ、大谷と通訳のウィル・アイアトン氏の2人しか登壇しなかったことに疑問を示した。

番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「通訳がいなかったら(大谷)1人でやったということになる」と指摘すると、浜田氏は「多分、日本のプロ野球なら球団の広報が(同席して)いるのではないかという気がする」とも指摘した。

【まとめ】大谷翔平が自らの口で声明発表 水原一平氏の違法賭博問題で会見