東京の上野動物園は8日、ジャイアントパンダの2歳の双子、雄シャオシャオと雌レイレイについて、成長に伴い、4月16日から別々に飼育し展示すると発表した。

園によると、パンダは群れをつくらず単独で生活をする動物で、野生の場合、子どもは1歳半から2歳にさしかかる時期に親離れをし、ひとり立ちする。双子は親離れ後も良好な関係を保ち、2歳を過ぎても一緒に暮らしてきたが、じゃれ合いの激しさが増し、一方が相手を嫌がるそぶりが見られ始めたという。「このまま同居を続けると、けがをする恐れがあるため、3歳を迎える前に2頭を分け、別々に飼育することになりました」と説明した。

展示場所変更に伴う工事のため、母親のシンシンは16日から当面、非公開になる。