一部店舗の提供商品に異物混入が相次ぎ、3月31日から全店を一時閉店していた、牛丼大手チェーン「すき家」が3日、公式サイトとSNSを更新し、4日午前9時から、約170店舗を除き営業を再開すると発表した。また5日午前3時より、一部店舗を除く全店で24時間営業を取りやめ、毎日午前3時から午前4時の間、営業を休止し集中的に清掃作業を行う時間を確保すると発表した。

すき家では今年1月に鳥取県内の鳥取南吉方店でみそ汁にネズミ、3月28日には都内に昭島駅南店で提供した商品にゴキブリと、異物混入が相次いだことで、一時的に一部店舗を休業すると発表していた。

すき家は、全店閉店中に行った店舗状況の確認を受け、新たに以下の対策を実施すると発表した。

<1>24時間営業の取りやめ 4月5日(土)午前3時より、一部店舗を除く全店で24時間営業を取りやめます。毎日午前3時から午前4時の間、営業を休止させていただき、店舗営業中に実施しづらい機器の裏側の清掃など、集中的に清掃作業を行う時間を確保することで、店舗水準の向上を図ることといたしました。お客様にはご不便とご迷惑をおかけいたしますことお詫び申し上げます。

<2>老朽化が進んでいる店舗の計画改装 老朽化が進み、害虫・害獣の侵入経路の根絶や継続的な店舗衛生状態の維持が難しいと判断した店舗に対し、順次計画的な改装を行います。

<3>厨房設計の見直し 害虫・害獣が侵入・生息しづらく、かつ清掃作業を行いやすい厨房へと設計を見直し、新店及び改装店舗から順次新たな設計への変更を進めます。

昭島駅南店における異物混入についての調査結果については「回収物の分析を行いましたが、異物混入の経路や具体的な原因の断定には至りませんでした」とした。その上で「過去に従業員が害虫を目撃しており、その対策のため専門の駆除会社様による施工を行いましたが、その後再び害虫が目撃されていました。これらの状況から、当社では当該店舗の衛生状態に起因した異物混入である」と結論付けた。「以上の調査結果を踏まえ、当該店舗については内壁の解体や機器類の入れ替え等を含む全面的な改装を行い、安心してご利用いただける環境の整備が完了次第、営業を再開させていただきます」とした。

今後については「約170店舗については、引き続き店舗環境改善のための対策実施が必要と判断し、営業再開を延期させていただくことを決定いたしました。また、ショッピングセンター等の当初一時閉店の対象としていなかった店舗についても、順次一時閉店を行い、徹底した清掃および害虫・害獣の侵入経路を塞ぐための対策を実施いたします」とした。