テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)が13日の放送で、大阪・関西万博で大阪府が行っている子どもの無料招待事業をめぐるSNS上の自治体トップ同士の論争を取り上げた。
大阪府の吉村洋文知事は9日、自身のX(旧ツイッター)で、府内の4歳から高校生を対象とした無料招待事業で、市町村への費用請求をしたとするネット拡散情報を、府が否定した記事を引用。「もうそろそろ万博のデマやめません?誰にとっての得にもならないですよ」と投稿した。一方、大阪府交野市の山本景市長は10日の投稿で、2度目の無料招待は市町村の負担になることに触れ「強制とは言わないまでも半強制だった」「デマと断定できない」と、吉村知事の主張に反論している。
番組では、この無料招待事業について、1度目は大阪府が負担し、2度目は市町村に実施判断が委ねられ、参加する場合は市町村が予算を組んで費用を負担することに触れた。山本市長への取材で、「どこの市町村が2度目の実施に応じたか公表され、結果として応じなかった市町村になぜ参加しないのか問い合わせが(住民から)ある。まさに『踏み絵』のようになっている」「断るにも相当の勇気がいる」とコメントがあったことにも触れた。
火曜コメンテーターを務める元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は「どっちもウソを言っているわけではなく、それぞれから見えた景色でお話をされているという感じ」と応じた上で「(2度目の事業への参加を)やる所は公表されるという。隣の市がやって、なんでうちの市はやらないのか親御さんが聞くことはあるだろうし、それでやらない判断をするなら、財政が厳しいとかきちんと住民の方に説明することでいいような気もしますけれどね」と述べた。
一方、元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「2度目に市町村が費用負担をするなら、市町村でまとまって行く意味があるんですかね。2回目は勝手に行けばいいじゃないですか」と指摘。その上で「引率にしろ何にしろ、学校側は大変。なかば強制だからと、行かざるを得なくて行っている学校も多いと思う。そういう中で『行けよ』というプレッシャーをかけられ、2回目に関しては費用はそっちで出してねと言われたら、なんでこんな大変な思いをして2回も行かないといけないんだと学校があってもおかしくはないなと思いましたけどね」と私見を述べた。
「(子どもたちが)1回行って、本当にもう1度行きたいと思ったら、自分たちで行けばいいんじゃないかなと思いますけどね。こういうのは、本当に行きたければ自分でお金を出して行くでしょ。そういうものでしょ。はじめから招待ではなく」と述べた上で「2回目まで(こどもの無償招待を)設定して、なんとか(2回目で)万博の費用を回収しようとしているようにすら、僕には見えますけどね」と、皮肉交じりにも語った。
この玉川氏の指摘に、菊間氏は、2度目に応じた学校を「公表しなければいい」と主張。玉川氏は「公表しなかったら、どれくらい逆に応じる市町村が出てくるか知りたい。公表はある意味、懲罰的な意味を公側が取ることもある」と、持論を口にした。

