岡山県警が15日までにX(旧ツイッター)を更新。自転車のスマートフォンを使いながらの運転は危険だとのメッセージを、岡山県を代表する伝説のキャラクターでPRしている。
ポストは岡山中央警察署のお知らせで、赤い鬼がスマホを見ながらママチャリを走らせているところに、桃太郎が警棒のようなものを振り上げながら躍りかかる、独特なタッチのイラスト付き。「スマートフォンを使いながらの運転はとても危険!!」と訴える。「目の前の危険に気付くのが遅れ、『やばっ』と思っても、ブレーキやハンドルの操作が遅れます」と、身近な雰囲気で安全運転を呼びかけ「自転車での携帯電話使用等 最大1年以下の懲役又は30万円以下の罰金 自転車も交通ルールを守りましょう」としている。
イラストは、左手でスマホを見ながら自転車をこぐ赤鬼の右手を桃太郎が左手でつかみ、警棒のようなものを鋭く振り上げ「脇見やめろ」と迫る様子を描き、「日本昔話『桃太郎』より 一部抜粋」と書いてある。自転車の飲酒運転防止を呼びかけるバージョンもあり、一升瓶を左手で持ってママチャリで走行する赤鬼の右胸を、桃太郎が警棒のようなものでもろ手で突きを入れるようなシーンが描かれている。
このポストには「今日仕事帰りに対向車でスマホさわりながらカーブ曲がってきて接触しそうになりました 電話しながら運転中も何人もみました 取り締まってほしいです」との要望も。「こぅ言ぅ輩は危ねぇ行為しょうるんが解っとらんけん、これぐれぇやらにゃぁおえん←岡山弁で失礼しました」などの書き込みも。岡山県議会の福島恭子議員は「岡山県警攻めてるわ」と感想を述べている。
また、このイラストの構図が、吉本新喜劇のすっちーと吉田裕の人気ギャグ「乳首ドリル」(正式名称・ドリルすんのかいせんのかい)に似ていることから、「そこドリルすな!」「チクビドリルすなっ!」「乳首ドリルかと思ったけど乳首ドリルやった」などの反響もあった。言われてみれば、イラストの桃太郎の髪形は、すっちーの髪形にやや寄せている感じもあり、吉田裕が乳首ドリルされる際の服装は上半身裸で、赤鬼は上半身裸で、黄色いハーフパンツ(虎柄)を着用している。「ドリルすんのかいせんのかい」では、最初に着衣上から右胸を棒でひっぱたき、その後、上半身を裸の状態で右胸を棒でひっぱたき、つま先、アゴ、脇の下などをたたいた後に最終的に右乳首にドリルという手順が基本だ。脇の下を攻める際、すっちーが左手で吉田の右腕を上げさせ、右手で柔らかい棒で脇の下をひっぱたき、吉田が「脇やめろ」とツッコむ。このシーンは、岡山県警の「脇見やめろ」のシーンにかなり似ており、イラストに記された「脇見やめろ」の「見」だけが小さい徹底ぶり?だ。
桃太郎は、岡山県に伝わる伝説が元になった昔話と言われている。その昔、吉備と呼ばれた岡山県南部の古代の山城「鬼城山」に温羅(うら・おんら)と呼ばれる鬼が住み、村人を襲っていた。大和の王から退治の命令を受けた吉備津彦命(きびつひこのみこと)が、倒したというのが温羅退治伝説。この伝説が、後に桃太郎に転じたとされている。警視庁のピーポくんのような、警察のマスコットキャラクターは、岡山県警の場合「ももくん」で、桃太郎にちなんでいる。
スマホ使用しながらの自転車運転「走行中の携帯電話使用(ながら運転)」は、24年11月の道交法改正でスマホなどを手で保持し、自転車に乗りながら通話、画面を注視する行為が禁止された。違反した場合、6月以下の懲役または10万円以下の罰金で、その行為で事故を起こすなど交通の危険を生じさせた場合、最大1年以下の懲役または30万円以下の罰金と定められている。

