元放送作家で実業家の鈴木おさむ氏(53)が12日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分、正午=関西地区)に出演。自民党の鶴保庸介参院議員の、能登半島地震の被災地をめぐる発言が批判されたことに言及した。
鶴保氏は8日に和歌山市内で行われた集会で、2地域住居の推進について説明する中で、「運のいいことに能登で地震があった」などと述べ、一斉に批判を受けた。
国際弁護士の八代英輝氏(61)は、「ダメなのは当然なんですけど、政治家の皆さんとお話をした時に、自分が成し遂げたい政策ってあるじゃないですか。その政策を実現するためには、社会的に不幸なことが起こったことも、それを奇貨とするというか、それを利用する、あるいはこういう言い方、『運がいい』という発想を持ってしまう、それを発信してしまうっていう人は結構いますね。有権者だったり、被災した人がどう思うかっていう教育をしっかりした方がいいんじゃないか」と苦言を呈した。
元厚労官僚で神戸学院大学教授の中野雅至氏(61)も、「ショック・ドクトリンっていう言葉があって。つまりハリケーンとか、大惨事が起こったときに、その大惨事を奇貨として、そこに住んでいる人を全部追い出してリゾート施設を作るとか。便乗型資本主義とか、ショック・ドクトリンっていうんですけど、アメリカの中で結構問題になっている。まさに発想が同じなんですよ。今まで出来なかったことを、災害を奇貨としてやっちゃえみたいな。そう思っているから、この言葉が出てくる」と指摘した。
鶴保氏はその後発言を撤回するコメントをしたものの、「珠洲(すず)市」を「たま」と読み間違えるなどの問題も。
鈴木氏は、「結構、講演で失言する人、多いじゃないですか。そこで(支持者の前で)高揚して言うんだろうけど、そう思っているから言っちゃうんだろうなって」と推測。
謝罪会見についても「失言した後のフォローってすごい大事だと思うんですよ。たとえば芸能人の失言とかミスだったら、全力でやるじゃないですか。政治家の方って、こうやって『配慮が足りなかった』とか言って、でもそれって覆されないですよね」とも。
鶴保氏は翌9日の会見でも、口元に笑みを浮かべていたことなどが批判されたが、鈴木氏は「もし自分だったら、絶対、現地行きますけどね。これでカバーされると思っているってところが、本当に甘いかな」と話していた。
なお、鶴保氏は12日、参院予算委員長を辞任する意思を固めた。

