元NHKの大越健介キャスターが7月31日、レギュラーを務めるテレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)に生出演。学歴詐称疑惑問題を受け、辞任し出直し市長選出馬の意向を公表していた静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)が同日、市内で定例会見を開き、一転して留任する意向を表明したことを速報した。
番組では冒頭で、田久保氏の続投表明会見を速報。大越氏は「学歴詐称が指摘され、騒動の渦中にある、静岡県の田久保真紀市長が先ほど記者会見を行いました。辞職してあらためて市長選挙に臨むとした前言を撤回、このまま続投することを表明しました。公約の実現を理由に掲げていますが、学歴の問題は変わらずあいまいなまま、つかみどころのない発言に終始しました」と伝えた。
会見では、田久保市長が市民の声を撤回の理由としていたこととともに、疑惑の卒業証書は今回も見せなかったことや、疑問の声をあげる市民がいることも伝えた。現場記者は「田久保市長は、自身を追及する議会と、とことん対決する意思を固めたということだと思います」と解説した。
大越氏は「田久保市長としては、自らの支持者の声を頼みにひと勝負かけたいところなのかもしれませんが、果たしてどうでしょうか。田久保さんが市長として延命するかどうかは、ひとえに伊東市民の皆さんの判断にかかっています」と私見を述べた。
会見で田久保氏は、市民の厳しい声とともに「最後までやりとげろ」などの声があったことを報告した上で、騒動についてあらためて謝罪。新図書館建設計画の中止、伊豆高原メガソーラー計画の白紙撤回などの公約について「私に与えられた使命。これだけはやりとげなくてはいけない」と説明すると「必ず結果でお返しをしていきたい」と語った。記者の「辞職しないという会見か」との確認に対し「そのように理解して頂いて結構でございます」と続投を表明していた。
田久保氏は7月7日の会見で、今後辞任し、出直し市長選に臨む意向を明らかにした。また、これまで広報誌などで「東洋大法学部卒業」としていた自身のプロフィルは、実際は大学に「除籍」されていたことが判明したとあらためて説明。市議会議長に“チラ見せ”した「卒業証書」とされる文書については、検察の捜査に託す意向も示していた。
5月29日に就任した田久保氏は、市の広報誌などで東洋大卒と自身のプロフィルを紹介したが、実際には大学を除籍となっていた。市議会は7月7日、市長に対する辞職勧告決議を全会一致で可決。広報誌で紹介した経緯などを調べるため百条委を設置し、職員への証人尋問を実施した。

