国際宇宙ステーション(ISS)に船長として滞在中の大西卓哉宇宙飛行士(49)が6日までに、X(旧ツイッター)を更新。

7日に迫った地球への帰還を前に「『地球か・・・何もかもみな懐かしい』」と、長い航海を経て地球に帰還する名作宇宙アニメの宇宙戦艦艦長の50年前の名言をポストした。

大西飛行士は3月15日に打ち上げられたスペースXのクルードラゴンで宇宙へ向かい、同16日にISSに到着。4月19日からは、2014年の若田光一飛行士、21年の星出彰彦飛行士に次ぐ、3人目の日本人船長として、米国やロシアからの多国籍なクルーたちを船長としてまとめてきた。

大西飛行士は日本時間の6日午後2時5分以降に、クルードラゴンでISSを離脱し、同7日午前9時32分以降に、地球に帰還する予定。JAXAでは、公式YouTubeチャンネルで7日午前9時ごろから、帰還の様子を生配信する予定だ。

大西飛行士がポストした「地球か…何もかもみな懐かしい」は、松本零士の代表作の1つ「宇宙戦艦ヤマト」の、初代艦長である沖田十三艦長の名言。ガミラスの攻撃により、放射能で汚染された地球から、14万8000光年離れた「宇宙の彼方」イスカンダルへ、放射能除去装置「コスモクリーナーD」を取りに行く、長い旅路を終え、地球に帰還する際、艦長室の窓から見える、懐かしい地球を眺めながら沖田艦長が発した言葉だ。大西飛行士は、窓から見える地球の写真を添付した上で、名言に続けて、ハッシュタグをつけ「#一度、言ってみたかった」とポストした。

大西飛行士は米国とロシアの飛行士3人とクルードラゴンで地球を旅立つ際、無重力空間に到達したことを確認する「ゼロGインジケーター」として、平和の象徴「折り鶴」の形をした米国の編み物で作ったぬいぐるみ「ドルーク(ロシア語で友だち)」を、船内のに浮かせた。ISSで船長となった後も、米国人、ロシア人など多国籍のクルーをまとめてきた。

大西飛行士は、沖田艦長の名言が生まれた1975年生まれ。スター・ウォーズなどSF作品に触れた子ども時代から宇宙に興味があり、大学時代に見た映画「アポロ13」が宇宙飛行士を目指すきっかけだったとしている。