元航空幕僚長の田母神俊雄氏は、31日に放送されたテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。参院選で支援した参政党のさや(本名・塩入清香)参院議員が、選挙期間中に「核武装が最も安上がり」と発言したことについて、「戦闘機1機の攻撃力、破壊力と、核ミサイル1発の攻撃力、破壊力を比べたら、核ミサイルのほうが大きいのは明らかでしょ?」と述べ、理解を示した。

エッセイストの阿川佐和子氏に、さや氏の発言について受け止めを問われた田母神氏は「戦争の抑止力は、結局攻撃力、破壊力なんですよ。殴ったら殴り返されるかもしれないから、殴るのを思いとどまらせる。これが抑止力。そうするとたとえば、戦闘機1機の攻撃力、破壊力と、核ミサイル1発の攻撃力、破壊力を比べたら、核ミサイルの方が大きいのは明らかでしょ? 値段も安いです」と持論を主張した。

この田母神氏の主張に、元衆院議員で宮崎県知事も務めた東国原英夫氏は「いや安くないです」と反論したが、田母神氏は「いや安いです。ずっと安い」と持論を曲げなかった。

元経産官僚で慶大大学院教授の岸博幸氏は、「値段だけの問題ではなく、もし日本が核を優先した場合、安全保障の観点から、いろんな問題が起きる。気持ちは分かるんですけど」といさめたが、田母神氏は「インドやパキスタンが核武装をする時、アメリカが経済制裁をするという話がずっとあって、そういう中でもできちゃった。北朝鮮も、核武装をしちゃったわけでしょ? インドやパキスタンができて、なんで日本はできないのか」と主張。岸氏は「そこに持っていくのは違いますよ」と、さらにいさめた。

社会学者の古市憲寿氏が「じゃあ、核武装した場合、自衛隊は解散してもいいんですか?」と指摘すると、田母神氏は「そんなことはありません。戦力は残しますよ。つぶさに計算しないと分かりませんが、たぶん3割くらい減らしても大丈夫かなと思う。軍事費減りますよね」と、持論の主張を続けた。

英国では、核兵器に関連した支出額が年間約1兆円というデータがあることについて、モデルの藤井サチから指摘された田母神氏は、「1兆もかかりませんよ」とも主張した。