小泉進次郎農相は5日の閣議後会見で、石破茂首相の退陣につながる自民党総裁選の前倒しの是非をめぐる質問に、「今の局面でいちばん大切にしたいのは、党内が一致結束することだと思っています」と、自身の判断基準を明らかにした。
党内では中継、若手、ベテランを問わず、衆院議員側を中心に前倒しに賛成する意向を明言する議員が増えていている。進次郎氏は「こういった動きを、危機感持って進めている議員の中には、とにかく政策が前に進む環境を実現しなければならないという思いでやっているメンバーたちがいることも、承知している」と理解を示した上で「アメリカとの(関税交渉)合意もそうですが、世界の情勢をみたら、党内が割れている場合ではない」と、くぎを刺すように述べた。
その上で「政策を前に進めるのが必要という中で、どうしたら、外から見てもあらわになっている自民党内の結束の揺らぎが、もう1度ひとつになるのか。そういうことを苦心し、いろんな難しい局面でそのときそのときの判断してきたのは、歴代総裁の行動や判断だ」と、石破首相に話を向け、「きっと今、石破総理の中でも、党内がこのままでいいと思っているわけではないと思う。とにかく一致結束できるには(どうするか)、そういった責任あるお考えを持ちながら今、考えておられると思う」と述べた。
自身が会長を務める神奈川県連では、所属国会議員の意向確認締め切りが5日、50ある各支部の意向確認締め切りが6日だとした上で、県連としては、前倒しを求める場合に署名、押印した書類を党側に持参するよう決められている8日午前10時に始まる受け付けの直前の同日朝、最終的な対応を決める考えを明かした。
自身の判断についてこの日も明言はしなかったが「いちばん大事な、党内の一致結束につながる環境をつくらないといけない。その思いを大切にしながら判断したい」と繰り返した。

