NHK解説委員を務めたジャーナリスト柳沢秀夫氏は2日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。既婚者の男性職員と複数回、ラブホテルを利用していたとして窮地に立たされている群馬県前橋市の小川晶市長をめぐる問題について、「ため息は出るけど、これ以上、コメントは出ませんね」と、嘆いた。
小川市長はこの日、約2時間にわたって、市議会の議員に一連の経緯を、先月26日に続いて説明した。番組では、小川市長のこれまでの歩みに触れながら、今回の問題を詳報。この日行われた市長から市議会への説明にも触れた。
番組MCの大下容子アナウンサーに見解を問われた柳沢氏は「どんなに立派なことを言って、実績があっても、立派な政治理念があったとしても、その足元の部分でどうなのかなという疑問が生じてきた時には、やっぱりむなしさを感じますね」とコメント。「前橋市に限らず、いま、他の自治体の長がいろいろな事件や騒ぎになっている」と、学歴詐称疑惑で市議会を解散した静岡県伊東市の田久保真紀市長らの問題を念頭に言及。その上で「市民の声を反映させるため、リコールという制度はありますが、ハードルが高すぎてなかなか1歩を踏み出せないという現実がある」とも指摘。有権者が公職にある立場の人の解職を求めることなどができる制度があるものの、実際に行うには壁が高いことに言及した。
その上で「こういう(首長の問題が起きた)時、もう1度、有権者、市民の声を聞くという意味で言うと、選挙をするということを含めて、何かこれまでとは違った形で、首長の信を問うという仕組みをもう1度、見直す時期にきているのではないかなと思います」と提言した。
その上で「ため息は出るけど、これ以上コメントは出ませんね」と、嘆くように言葉をつないだ。

