高市早苗内閣で女性初の財務大臣に就任した片山さつき財務相は26日、NHK「日曜討論」(日曜午前9時)に、高市政権の4閣僚とともに生出演。22日に、古巣の財務省に大臣として登庁し、幹部らに訓示した際に「マインドリセット」を求めた真意について語った。

現在の財務省に対しては「解体デモ」が行われ、「ザイム真理教」とやゆするような言葉も出ている。片山氏は訓示の中で、「(国民の中で)これからはザイム真理教のデモが起きるのではなく、財務省が夢につながる予算をつくってくれていると思っていただけるよう、マインドを多少リセットしてほしい」と呼びかけていた。

この時の心境を問われた片山氏は「私自身、主計官まで勤めあげたが(財務省では)帳尻あわせやフレームとか、そういう言葉で縛られがち。それはあくまでも良い予算をつくるための手段であり、目的は国民生活を向上させ、日本がよりよい国になること。その本筋をなくしてはいけない」と主張。かつて財務省は「目標設定」をしたことが2度あり、1度目は自身が実際に作ったとして「将来への期待や希望や夢が残るような、ということが書いてある。そうであれば、それをしっかり中心に持ってきて、そのつもりで予算や税制に取り組んで欲しいということ」と述べた。

国民が、物価高対策や経済政策の実行を政府に求めているとして「これが十分でなかったから、いけない」とし、ガソリン暫定税率を撤廃する法案をめぐっては、「できるだけ早く、まず補助金で年内の早い時期に25円分下げてしまう」と主張。「それに加えて、医療介護の現場が疲弊している。給与を増やすには地方交付金を増やして、中小企業の今まで賃上げができなかったところにもしっかりお金を充てたいし、電気・ガス料金も下げたい」と意欲をみせた。

その上で「こういうことを、まず実行してやっていく。それを、戸惑わないでほしいと。ストレートに目的をやっていきたいので、ついて来てほしいと。こういう意味でございます」と、きっぱり語った。

財務省では、旧大蔵省時代に入省し、女性初の主計官まで務めたやり手の片山氏の「古巣復帰」に、戦々恐々としているとの指摘も出ている。