元テレビ朝日社員の玉川徹氏は31日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。30日に韓国・釜山で行われた米中首脳会談の構図について「強がるトランプ、余裕の習近平ということ」と解説した。
両国は、トランプ氏が各国に仕掛けた「トランプ関税」交渉をめぐり、対立を繰り返してきた。しかし、会談では米国側が中国に対する追加関税の10%引き下げを表明。中国側も、レアアース(希土類)の輸出規制導入を1年間停止し、米国への輸出を続けることで合意したほか、米国産大豆の購入再開でも合意し、当面の決定的な衝突回避に動いた形となった。
玉川氏は「第1次トランプ政権の時に、中国は痛い目をみた。関税をかけられた時にどう対応するか、時間をかけて用意していた」とした上で「切り札はレアアースなんですよ。これが切り札になると中国は分かった上で、余裕をもってカードを切ってきた。アメリカはいろんな所(国)に関税をかけて貢ぎ物を引き出しているが、中国にはそれができなかったというのが今回の結論だと思う」と分析。「結果的には、中国が米国の大豆をちゃんと買うということで(トランプ氏は)喜んだ。レアアース(の輸出規制も)も1年先送りでアメリカに入ってくるということで、喜んだ。(トランプ氏は)それを逆に強がっている」とも述べた。
その上で、トランプ氏について「この先、どうするんでしょうね。こうやって(2国間の経済や市場などが連動しない)デカップリングを進めていくというふうなことは、最終的にはコストが高くなるという形でアメリカに跳ね返る。それをアメリカは耐えられるのかという問題が重要になってくる」とも指摘した。

