キヤノングローバル研究所上席研究員で中国事情に詳しい峯村健司氏が、7日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜午後10時)に出演。中国軍機が6日、自衛隊機に2度レーダー照射を行ったことについてコメントした。
中国軍機は6日午後4時半ごろと同6時半すぎ、沖縄本島南島の公海上空で自衛隊機に対してレーダーを照射を行った。
高市早苗首相は8日に会見し、「航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為」と中国側に抗議。一方、中国海軍は公式SNSで「自衛隊機が海軍の訓練海空域に複数回接近して妨害した」と、日本側が中国の安全を脅かしたとして反論している。
峯村氏はレーダー照射の目的について「日本に対して圧力をもう一段階上げると。なかなか日本側が降りてこないことに対するいらだちですね。習近平国家主席の意向を受けたものだと見ています」と解説。「レーダー照射は戦争1歩前の話なので、本気度、レベルが2つか3つぐらい上がったと見てもいい」と危機感を募らせた。
日本全体ではなく、高市首相個人に対する攻撃を続けることについては「日本の中を分断したいという思惑もありますし、日本とは全面的には対立したくないという思いも透けて見える」と述べた。
毎年12月13日は旧日本軍が多数の中国人を殺害したとされる「南京事件」の追悼式典が行われており、さらに反日感情が高まると指摘。峯村氏は「中国にいる日本人の方が危害を受けたり、日本企業が害を、ということもある」と注意喚起した。

