将棋の第67期王位戦予選1組決勝、齊藤優希(さいとう・ゆうき)四段(29)対伊藤沙恵女流四段(32)戦が25日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。対局は矢倉に構えた先手の伊藤に対し、ねじり合いから抜け出した齊藤が接戦を制し、初参加で初のリーグ入りを果たした。
齋藤は今年4月、負け越せば退会というプロ棋士養成機関「奨励会」三段リーグを突破。年齢制限の戦いながらプロデビューした。
「すごい運良く勝てた将棋もたくさんあるなかで、結果を出せたのは今後においても自身になります。1期目で結果を出せたのは誇りに思います」と、喜びをかみしめた。
相手の伊藤は勝てば、女性の棋士として初めての挑戦者決定リーグ入りと、棋士編入試験の受験資格獲得という大一番だった。
「注目されているのは分かっていたので、いい戦いができればと準備は結構してきた。本譜の矢倉の戦型は予想してないところでした。準備が生かせない展開で、途中で悔いが残る手もあったが熱戦を手にできたのは良かった」と、齊籐は話した。
王位リーグには12人が参加。紅白各6人に分かれて総当たり戦を行う。紅白の成績最上位者同士で挑戦者決定戦を行い、藤井聡太王位(23)への挑戦者を決める。

