ロシアを訪問している自民党の鈴木宗男参院議員は27日までに、自身のブログを更新。訪問先のモスクワでロシア側の複数の高官と面会したことを明かし「鈴木宗男の生き様を示して参りたい」とつづった。

宗男氏は25日未明に羽田空港を出発し、ドバイをへてモスクワ入りした。26日更新のブログに「1年4カ月ぶりのモスクワだが、街の中はイルミネーションが至る所で見られ、隣の場所で戦争が行われているとは感じられない雰囲気である。そこにロシアの強さが伝わってくる」とした上で、アジア担当のルデンコ外務次官に元島民の北方墓参再開を要請したほか、コサチョフ連邦院副議長とも会談し、日ロ地先沖合協定の交渉協議再開を要請したと明かした。

また、ウクライナ中央アジア担当のガルージン外務次官(元駐日ロシア大使)とのワーキングランチでは「ウクライナ情勢を詳しく教えて戴いた」とした上で、「皆さん旧知の方なのでモスクワ訪問を喜んでくれ、評価して下さった。鈴木宗男の生き様を示して参りたい」と記した

宗男氏のロシア訪問は、10月の高市政権発足後初めて。23年10月の訪問時には、当時所属していた日本維新の会への事前の届け出がなかったとして党側が問題視し、その後の離党につながった。今回は訪ロ前の24日に、官邸で高市早苗首相と面会している。ロシア側は、ウクライナ侵攻を踏まえた日本の対ロ制裁に反発し、北方領土問題を含む平和条約締結交渉を中断し、北方四島でのビザなし交流や墓参も途絶えたまま。ロシアのウクライナ侵攻後、外務省はロシアへの渡航中止勧告を出している。