日本維新の会の元参院議員で、現在は「社会保険料引き下げを実現する会」代表を務める音喜多駿氏は28日までに、自身のX(旧ツイッター)を更新。選挙を所管する立場にある林芳正総務相が、選挙運動費用収支報告書を訂正した問題をめぐり、「一発アウト級の案件なような気もするのですが…」と指摘した。
林氏は、昨年の衆院選で自身の陣営が支払ったとされる労務費を巡り、選挙運動費用収支報告書を訂正したことを26日の記者会見で謝罪。労務費を支払った269人分のうち、13人分の計13万円が実態と合わないことが分かったとして訂正し、13人への労務費の支出をすべて削除する対応を取ったという。報告書で当初、支払先と記された複数の人物が、当該の労務と報酬の受け取りを否定したことで、林氏側が確認作業を進めていた。林氏は「私設秘書が適切とは言えない処理をした」と説明して、謝罪した。
音喜多氏は26日夜の投稿で、この問題を報じたネットニュースを引用しながら「大きな話題になっていないけど、これって一発アウト級の案件なような気もするのですが…。公職選挙法は本当に軽重がわからん」と、つづった。
林氏は、高市早苗首相と今年の総裁選を戦い、5人中3位の票を獲得。主要閣僚に起用された「大物議員」でもある。総務相の進退について会見で問われた林氏は「引き続き職責を果たしたい」と辞任を否定したが、立憲民主党の安住淳幹事長は、林氏が選挙を所管する立場であることを踏まえ「他の大臣とは少し重みが違う」として、来年の通常国会で追及する構えを示している。また、神戸学院大の上脇博之教授は今月1日、林氏の陣営関係者に対する公職選挙法違反などの疑いでの告発状を、広島地検に送付している。

