今回の衆院選を前に政界引退を表明した菅義偉元首相(77)が10期連続で当選してきた神奈川2区では、菅氏の秘書を約20年務めた自民党の新田章文(しょうぶん)氏(44)が手堅く当選確実とした。

公示日、終盤戦の各区の決起大会にはいずれも菅氏が参加し、地元の小泉進次郎防衛相、片山さつき財務相らも次々と応援に訪れるなど党をあげてのバックアップ体制を受けた。

菅氏のかばん持ち、運転手から始まり、首相秘書官、そして国会議員までたたきあげた姿は、同じく議員秘書から首相にまで登り詰めた菅氏と重なる。

新田氏は「普通の人間です。特筆するエピソードがあるわけではありません」とやや“地味キャラ”なのは自認しながらも「菅先生が政策を実現する姿を20年見てきた。それが私の強みです」とアピール。小選挙区制が導入された96年選挙で初当選した菅氏が、約30年間守った地盤を引き継いだ。

菅氏も「総理大臣になった時に秘書官にして“試した”んです。その私が言うんですから、間違いありません。後継は新田候補しかおりません」と太鼓判を押しており、即戦力の期待がかかる。

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