大越健介キャスターが10日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)に生出演。衆院選で大勝した自民党総裁の高市早苗首相の会見をうけ、コメントした。

この日、同番組では同日夜行われた高市首相の会見を詳報。高市首相が会見で「国論を二分するような政策」について聞かれ、責任ある積極財政や安全保障政策の抜本的強化、インテリジェンス機能の強化、などについて挙げたことなどを伝えた。

大越キャスターは「国論を二分するような政策、まあ、安保政策、経済政策が中心のようですけど、高市総理、今日もそうなんですけど“大筋は言う”と。確かに。ただ、具体的にその中身がなかなか見えてこない印象を持ったんですけども…近くで取材していてどうですか?」と、同局政治部官邸キャップの千々岩森生氏に問いかけた。

千々岩氏は「まさに“国論を二分する政策”というのは、言葉を変えれば、世論が“賛成”“反対”真っ二つになる…意味ですよね。ということは“こういうプラスがあります、こういうマイナスがあります”とリスクも含めて提示して、初めて“あ、なるほど、ここで判断すればいいんだ”と(なるべき)。今、3つ出てますけども…積極財政、安全保障、インテリジェンス。じゃあこれ、どこで判断すればいいかって、本当に分かっている人、私も含めてそこまでいないと思うんですよね」と述べた。

その上で「例えば安全保障政策…安保3文書の改定ということでいえば、具体的には大きなポイントの1つは装備品の移転、つまり日本から海外への武器輸出ですね。日本からの武器を得て”国が守れる“と喜ぶ国は当然あるかもしれない。それから日本の防衛産業の強化にもなるかもしれない。一方で、日本の武器で人が死ぬかもしれない。紛争をもっと助長してしまうかもしれない。いろんなプラスマイナスあるんですけど、それをオモテに出して初めて(有権者らが)判断ができると思うんですが、そこまでの説明はないわけですよね。高市総理って、私も普段聞いてても、自分の言葉で分かりやすく率直に語るところが今回支持を受けた大きな1つ(の要因)だと思うんですけども、”あれ?なんか、『霞ケ関関文学』(省庁などで使われる独特の言い回しや表現)で終わってない? これまでの政治家と同じじゃない?“ということになってしまえば、せっかくの良さも消えると思いますし、ぜひ”何がプラスで何がマイナスか“というのは俎上に出してほしいなと思うんですよね」などと指摘した。